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2023/3/22

ムカデについて

ムカデは冬の間は冬眠していますが、外気温が15℃以上になると活動するようになります。その為、産卵期の5~6月と真夏を過ぎた9~10月に特に注意が必要です。
 
「湿った場所」、「暗い所」、「餌がある所」が大好きですので、庭いじりをしていて、土の中や落ち葉の下に隠れていたケース、夜行性なので、夜寝ている間に噛まれてしまうケース、餌となる、ゴキブリやクモを求めて家の中に入り込んできて噛まれるケースがあります。
何もしなければ普通は嚙まれませんが、気づかずに触れてしまったなど何らかの刺激を与えると、ムカデは自分の身を守るために攻撃をします。
 

カデに噛まれた際の症状

 ムカデの顎には、セロトニン、ヒスタミンなどの成分を含んだ厄介な毒が含まれています。(毒性の強さについては、ムカデによって違いがあります。)
 
そのため、ムカデに噛まれると、激痛とともに、ズキズキした痛み、赤く腫れる、かゆみなどの炎症を起こします。発熱やめまい、吐き気などの全身症状が出ることもあります。普通、痛みは数時間程度でひきますが、痒みは2日以降続くことがあります。
しかし、まれに、急性のアレルギー症状のひとつで、短時間で全身に症状があらわれるアナフィラキシーショックを起こすことがあります。これはハチにさされたときに起きることのあるアナフィラキシーショックとも似ています。
血圧の低下や意識障害を伴い、命に関わることがありますので、医療機関にかかるなど緊急に治療することが重要です。とくに二度目にムカデに刺された場合には、アナフィラキシーショックが起きやすいので注意しましょう。
 
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